特徴
前年度にクラブ史上初の3冠(セリエA、コパ・イタリア、チャンピオンズリーグ)を達成し、絶頂期を迎えていたインテルの2010-11ホームユニフォーム。
冬の移籍で日本代表の長友佑都が電撃移籍したことでも話題になったモデルです。
このモデルの特徴は、蛇の鱗をイメージしたストライプを採用したこと。伝統の青黒ストライプにデザインを施したのはこのシーズンが初めて。
因みに、なぜデザインに蛇を取り入れるかと言うと、かつてミラノ市の領主であったヴィスコンティ家の紋章が「少年を飲み込む大蛇」であることに由来するそうです。丸形のクラブエンブレムもとぐろを巻いている蛇をイメージしています。
最も目を引くのは、ユニフォームに付いているパッチの数です。
セリエAでは前年度にリーグ戦とカップ戦で優勝すると、「スクデットパッチ」と「コパ・イタリアパッチ」が付きます。
更に、このシーズンは2010年の12月に開催されたクラブW杯(以下CWC)でも優勝したため、年明けの2011年からはCWCチャンピオンパッチまでが付きました。まさに大渋滞を起こしています。
メーカーがユニフォームを生産する段階では何に優勝するかが分からないため、空いてるスペースを上手く利用するしかないわけです。特にイタリアのチームは、3冠と獲ると大変ですね。
CWCチャンピオンパッチが入る後期モデルは、ナイキのスウッシュの上下にパッチが入ったため、Sサイズのように小さいものにはスペースが足りず入れれなかったような??
マーキング
このシーズンは、前述した通りシーズンの前半と後半でパッチの種類が異なります。
前半(2010年)
・胸中央:スクデットパッチ(前年度セリエA優勝の証)
・右胸(上):コパ・イタリアパッチ(前年度国内カップ戦優勝の証)
後半(2011年)
・胸中央:CWCチャンピオンパッチ(2010年度CWC優勝の証)
・右胸(上):スクデットパッチ(前年度セリエA優勝の証)
・右胸(下):コパ・イタリアパッチ(前年度国内カップ戦優勝の証)
尚、試合によってはスクデットパッチとコパ・イタリアパッチを並べて付けることもあったようです。
スリーブパッチに関しては、セリエA出場時の右袖にはセリエAパッチ。UEFAチャンピオンズリーグ出場時は右袖にCLチャンピオンパッチ、左袖にリスペクトパッチが付きました。
背番号は、インテルのエンブレムが入ったオリジナルフォントです。
データ
順位 | セリエA:優勝(38試合23勝7分8敗:勝ち点76) UEFAチャンピオンズリーグ:ベスト8 コパ・イタリア:優勝 FIFAクラブワールドカップ;優勝 |
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監督 | ラファエル・ベニテス→レオナルド |
サプライヤー | NIKE|ナイキ |
スポンサー | PIRELLI(タイヤメーカー) |
主な選手
ジュリオ・セーザル、コルドバ、サネッティ、マイコン、マテラッツィ、サムエル、長友佑都、チアゴ・モッタ、スナイデル、ディエゴ・ミリート、エトー
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