インテル 07-08 100周年 アウェイ ユニフォーム

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特徴

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他のメジャークラブの創設に対して1907年と少し後発だったインター・ミラノ。他クラブが100周年モデルで話題になる中、ネラッズーロ(インテルの愛称:青と黒の意味)のセンテナリーモデルに期待する人は多かったと思います。

そんなファンの期待を裏切ることなく登場したのが、この白地に赤十字を大胆にデザインしたモデル。
一見すると全くインテルぽくないと思いますが、ミラノ市やインテルの歴史を紐解くと納得のデザインとなっています。

引用:Wikipedia

先ず、白地に赤十字。これは、ミラノ市の紋章にも使われるほどの市民にとって馴染みのあるデザインです。同じミラノに本拠地を置く「ACミラン」や自動車メーカー「アルファ ロメオ」のエンブレムにも使われていますね。
この赤十字はセント・ジョージクロスと言われ、11世紀末に聖地エルサレムを奪回するために結成された十字軍に由来するそうです。第一回の遠征時にエルサレムの城壁を最初に登り、十字架を立てたのがミラノの出身者。その行為を称えた当時ミラノの支配者ヴィスコンティ家が、自らの紋章に赤十字を刻んだことがきっかけとなっています。

このユニフォームは、実はインテルにとって復刻デザインでもあります。
着用していたのは、1928-29シーズンの1年。当時のイタリアの党首ムッソリーニが、インテルとUSミラネーゼという2チームを合併。さらにチーム名を「アンブロシアーナ」、ユニフォームをこの赤十字デザインに強制的に変更したということです。
世界中の選手に門戸を開くという「インテルナツィオナーレ(国際的)」という思想が、許されない時代だったのでしょう。
もちろん、この決定はインテリスタの怒りを買って、数年後には元のチーム名、青黒デザインに戻ったようです。

この頃に活躍したのが、スタジアム名にもなっている「ジュゼッペ・メアッツァ」。デビューの年となった1928-29シーズンにいきなり得点王を獲得。その後もインテルの黄金期に大きく貢献しました。

引用:Wikipedia

このシーズン、100周年に合わせてクラブエンブレムも生まれ変わりました。「IMFC」の文字をモチーフにしたデザインはそのままに、ブルーの配色を抑えた よりエレガントなロゴになっています。100周年の2007-08シーズン限定で、エンブレムの周りに「1908-2008 100 ANNI INTER」の刺繍が入っているのもポイント。

因みに、インテルのエンブレムは一貫して大蛇のモチーフが入ります。この円形のロゴは、蛇がとぐろを巻いている様をイメージしているとか。
これは、ミラノ市の領主であったヴィスコンティ家の紋章に「少年を飲み込む大蛇」が入っていることに由来するそうです。

引用:Wikipedia

この人気になった100周年モデルですが、発売当初に製品トラブルが発生。左裾に付いたタグにスペルミスが発覚しました。
ただ、逆にプレミアものになってる??

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マーキング

前年度にセリエAで優勝したため、胸の中央にはスクデットパッチが入ります。
右袖はセリエAパッチが付けられています(チャンピオンズリーグ出場時はスターボールパッチ)。
背番号は、インテルのエンブレムが入ったオリジナルフォント。個人的にはマークのカラーが青だったのも100周年モデルの人気の秘訣だったのでは?と思っています。

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データ

順位 セリエA:優勝(38試合25勝10分3敗:勝ち点85)
UEFAチャンピオンズリーグ:ベスト16
コパ・イタリア:準優勝
監督 ロベルト・マンチーニ
サプライヤー NIKE|ナイキ
スポンサー PIRELLI(タイヤメーカー)

主な選手

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イブラヒモビッチ、サネッティ、スタンコビッチ、カンビアッソ、ビエラ、マイコン、ジュリオ・セーザル、フィーゴ

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この記事を書いた人

90年代前半、海外土産でもらったオランダ代表ユニフォームに魅了され、ユニフォームの世界にドップリはまりました。サッカー業界にも長年従事。
記憶で書いていることも多いので、間違いがあればコメント欄でご指摘ください。

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